パートナーの浮気を疑い、自分で調査をしようと考える方は少なくありません。しかし、感情的になりやすい状況での素人による調査は、結果的に状況を悪化させ、法的なトラブルや精神的な負担を増大させるリスクが非常に高いため、プロの探偵に依頼することをお勧めします。
1. 証拠獲得の失敗と相手の警戒心増大
自分で調査を行う最大のデメリットは、調査していることがパートナーにバレやすい点です。調査が発覚すると、パートナーは証拠隠滅を図ったり、行動をより巧妙に隠したりと、強固な警戒態勢に入ります。こうなると、プロでも証拠を掴むのが格段に難しくなり、決定的な証拠(不貞行為を示す写真や映像など)を得る機会を永遠に失う可能性があります。
また、慰謝料請求や離婚調停で法的に有効な証拠とするためには、不貞行為の事実を客観的に証明できる質の高い証拠が必要です。素人がスマートフォンなどで撮影した写真や映像は、ブレていたり、暗かったり、不貞行為の瞬間が特定できなかったりすることが多く、証拠能力が低いと判断されがちです。探偵は、高性能な機材と尾行・張り込みの専門技術により、裁判でも通用する確実な証拠を効率的に収集します。
2. 精神的・肉体的な大きな負担
浮気調査は、時間と労力、そして何よりも精神力を消耗します。自分の仕事や家事の合間にパートナーの行動を監視したり尾行したりすることは、想像以上に大きな負担となります。浮気の事実を目の当たりにする精神的なショックも計り知れず、強いストレスによって日常生活に支障をきたす可能性もあります。
探偵に依頼することで、こうした時間・労力・精神的な負担から解放され、ご自身の生活を立て直すことに集中できます。
3. 法的・倫理的なリスク
自分で調査を行う際、知らず知らずのうちに違法行為に及んでしまうリスクがあります。
▼プライバシー侵害・不法行為: パートナーのスマートフォンを無断で覗き見たり、GPSを許可なく車に設置したりする行為は、プライバシー侵害や住居侵入罪、器物損壊罪などの法的な問題を引き起こす可能性があります。
▼事故のリスク: 感情に任せて尾行を行うと、不注意から交通事故や人身事故につながる危険性があります。
違法な手段で得た証拠は、法廷で証拠として認められないだけでなく、逆にあなたが法的な責任を問われる事態にもなりかねません。プロの探偵は、法律を遵守した適法な方法で調査を進め、依頼者の利益を守ります。また、探偵事務所には守秘義務があるため、調査内容が外部に漏れる心配もありません。
<結論>
自分で浮気調査を試みることは、証拠収集の失敗、相手の警戒、心身の疲弊、そして法的リスクという、多くのデメリットを伴います。問題を適切に解決し、ご自身の権利を守り、将来に向けて冷静な判断を下すためにも、浮気調査は専門的な知識と技術を持つ探偵に任せるのが最善の選択と言えます。

