浮気調査は、依頼者の抱える問題や状況によって詳細なプロセスが異なりますが、ここでは探偵事務所に依頼する際の一般的な流れを7つのステップで解説します。
ステップ1:無料相談・問い合わせ
まずは電話、メール、または対面で探偵事務所に連絡を取ります。この段階では、パートナーの浮気を疑うに至った経緯や具体的な状況、把握している情報(氏名、勤務先、車両、怪しい日時など)を詳しく伝えます。ほとんどの探偵事務所が無料相談を受け付けており、この時点で調査の目的(離婚・慰謝料請求のため、あるいは事実確認後の夫婦再構築のためなど)を明確にしておくことが重要です。
ステップ2:面談・調査プランと見積もりの提示
相談内容をもとに、具体的な調査プランの提案と見積もりが提示されます。
ヒアリングと情報収集: 探偵は、提供された情報(写真、行動パターンなど)を基に、調査の難易度や必要な調査員の人数、日数を見積もります。
プランの提案: 時間料金制、パック料金制、成功報酬制など、様々な料金形態に基づいたプランが提示されます。この段階で、調査の進め方や費用について納得いくまで確認しましょう。
ステップ3:契約の締結と重要事項の説明
提示された調査プランと見積もりに合意した場合、正式に契約を締結します。探偵事務所は、契約前に探偵業法に基づく重要事項の説明(調査料金、調査方法、期間、秘密保持義務など)を義務付けられています。契約書の内容を十分に確認し、不明点は解消してから署名することが大切です。
ステップ4:調査の準備と実行
契約後、調査開始に向けた最終的な打ち合わせ(調査対象者の最新情報の共有、行動予測など)を行い、探偵側は作戦会議や現地の入念な下見(張り込み場所の選定、ルート確認など)を行います。
調査開始: 依頼者から提供された情報と分析に基づき、尾行、張り込み、聞き込みといった合法的な手段を用いて、不貞行為の事実を証明する証拠を収集します。
中間報告: 調査期間中、リアルタイム(LINEや電話など)や定期的に進捗状況の報告が入ることが一般的です。これにより、依頼者は調査の状況を把握し、予算や期間の変更が必要か否かを判断できます。
ステップ5:調査結果の報告
調査が完了すると、探偵事務所から詳細な調査報告書が提出されます。この報告書には、尾行・張り込みの状況、浮気相手との密会日時、場所、そして不貞行為(肉体関係)を推認させる決定的な証拠写真や映像などが含まれています。この報告書が、後の慰謝料請求や離婚調停における強力な証拠となります。
ステップ6:アフターフォロー・法的なサポート
報告書の提出をもって調査は終了しますが、多くの探偵事務所ではその後のフォローアップを行っています。
相談: 調査結果を受けて、離婚や慰謝料請求、夫婦関係の再構築など、依頼者が取るべき次の行動について相談に乗ります。
専門家の紹介: 必要に応じて、信頼できる弁護士やカウンセラーなどの専門家を紹介し、法的な手続きや精神的なサポート体制を整えます。
この一連の流れを理解しておくことで、初めての浮気調査依頼もスムーズに進めることができ、探偵事務所選びの際にも安心感を得られます。

